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The Adventures of Tintin: The Secret of the Unicorn(邦題:タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密)



公開終了間際に慌てて、『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』を観てきました。
公式HPは → → → コチラ



スピルバーグの脳内ワールド

一言で云えば、スピルバーグがインディ・ジョーンズ・シリーズを後継として作ったものであり、久々に「スピルバーグって、やっぱり凄い!」と思わせる作品だった。私が元々タンタン・ファンであるという贔屓目を差し引いても、本作は素晴らしいと言い切って差し支えないと思う。フルデジタル3Dアニメという選択、原作のなかの3つの作品を巧みに組み合わせた胸高鳴る冒険譚、タンタンとスノーウィの造形は最後までやや違和感が残ったが、それ以外の主要登場人物たちの見事なまでの立体化(特にデュポンとデュボンは素晴らしい!)。私の目には、オープニングクレジットから新しい冒険の予感で終わる最後まで、何もかもが完璧だった。

物語や作品の雰囲気は、おおよそインディ・ジョーンズのようなものを想像していただければいいと思う。ただ違うのは、冒険の主人公がタンタンという向こう見ずで正義感にあふれる少年だということ、相棒となるのがアルコール依存症のハドック船長という髭面のおっさんであるということ、そして、どんなときでもタンタンを勇敢に助ける賢いスノーウィ(犬)がいること。今作では、ユニコーン号という船をめぐる財宝を探すという冒険がメーンとなる。そこには分かりやすい悪役が居て、タンタンとハドック船長の出会い&コンビ誕生の経緯があり、いかにもインディ・ジョーンズ的な冒険活劇がある。とりわけ素晴らしいのは、多彩なカメラワークである。3Dアニメにしたことによってキャラクターを自由自在に動かすことができるようになり「スピルバーグの脳内ワールドではこういう風にキャラクターたちが動き回っているのだろうなぁ」と、21世紀になり実物を観せてもらい、ようやく納得した。もちろん、LOR3部作を撮ったことで得たピーター・ジャクソン(彼は今作の製作に加わっている)の貴重な知見も大きいと思う。それほど惚れ惚れするuniqueなカメラワークだった。

こんなに単純に面白くて、純粋に冒険を楽しめる映画は久し振りだった。そして、この作品のように大人から子供まで楽しめる純度の高い完璧なエンターテーメント作品を作れるのは、やはりスピルバーグしか居ないのかもしれないとも思った。最後のシーンで示唆されているように、タンタンはシリーズ3部作が予定されている。劇場で見逃した方は、レンタルに走ってください。久々に"誰にでも自信を持ってオススメ"の太鼓判を3つぐらい押しておきましょう。

| 映画レビュー | 08:23 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

> ことりさん

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
私もことりさんのブログをロムってばかりでしたが
いつも楽しませていただいておりました。今年もよろしくお願い致します!

キリンジの甘い音楽は、2012年の幕開けにふさわしいと思い挙げたのですが
ことりさんもキリンジ聴いておりましたか。
グッデイ・グッバイの、何となく外に出たくなるような気持ちにさせる軽やかさもいいですよね。
音楽を昔のことを思い出せるのは、大人だけに与えられた特権です。

タンタン、愛娘さんにも気に入ってもらえますように。

| pltr0 | 2012/01/15 09:18 | URL | ≫ EDIT

遅くなりましたが、
明けましておめでとうございます!
コメントは残していませんが更新楽しみにしていました
今年もよろしくお願いします♪

新年早々、キリンジの記事…
グッデイ・グッバイが大好きで、本当に何度も何度も聞いていました
あの頃同じ様な音楽の趣味の男の子の友達がいて
2人でよく音楽の話してたな
結婚して、やっぱり少し距離が出来てしまって一年に一度会うくらいなんですが
あの頃の想い出がキリンジのメロディと共に溢れ出てきました。

タンタン、娘と観てみます!

| ことり | 2012/01/11 23:49 | URL | ≫ EDIT















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