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IDYLIC KYOTO 2012: Shimogamo Shrine

下鴨神社 舞殿
GX1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

デジタルでは写しきれないもの



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GX1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

東西本殿へと続く中門です。この中は「言社」と呼ばれる7つの小さなお社があり、12の干支が割り振られ祀られています。そして最奥には、西本殿と東本殿。下鴨神社という御神域の中心であるにも関わらず、簡素というか(失礼ながら)「工事現場?」と思ってしまうような佇まいでした(その印象は、境内全体においても然り)。

もちろん、数年後に控えている式年遷宮の影響や、訪れたのが拝観時間の終了間際だったという時間的要因もあったでしょう。ただ、私はこのあまり派手な見所のない下鴨神社を参拝して、「パワースポット」などというカタカナでは表現したくないような、不思議な気持ちに圧倒されていました。「ああ、太古の昔から、此処は何百万の人たちが祈りを捧げてきた場所なんだ」ということが、実際にその場に立つことで身体で分かるという感覚。それは、ご自身で参拝して確かめてみてください。撮影許可が降りているか否かは別として、私には写真ではなく、自分の目で見るべき光景だと思うのです。何でもデジタルで写しきれるなんて思ったら、きっと大間違い。写っていても、実際何も写っていないことだってある。だから、お連れするのは中門までです。

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年末に訪れたので、さまざまな神社で巨大な絵馬を見たのですが、京都で見たなかで最も迫力があったのが、下鴨神社のこの絵馬です。今年は巳年なので、爬虫類というだけでヴィジュアル上ハンデがあるとしても...ここまでリアリティを追求する必要があったのかと思うほどリアルな巳です。トップの画像をご覧になれば、どのぐらい大きな絵馬であるかは想像できるかと思います。間近で眺めると、眼光鋭い黄色い蛇の目に厄も吹き飛ばされていきそう。なむなむ!

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下鴨神社を素早く参拝した帰りがけに、河合神社も訪れました。鴨長明がこの神社の神官の家の生まれであることは知られていますし、『鴨川ホルモー』ファンにとっては、京大青竜会ブルースと京産大玄武組那智黒とのホルモーが行われたのは、糺の森の丁度河合神社のある辺りであることは、文庫本p.227以降でお馴染みです。否、そんな前振りやトリビアなど、どうでもよかった。ここ河合神社に祀られているのは、女性を守る美麗の神さまなのです。ちなみに、右端に見切れている小さな庵は、鴨長明が住んでいた"方丈の庵"を再現したもの。しかし、それより断然興味を惹くのは、その背後にある、丸い木のようなものが整然と並べられている壁です。さて、ズームインしてみると...

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このように、小さなしゃもじのような形をした木製のお札(?)にはデフォルトで目・鼻・口があっさりと書かれており、このお札に各々好きなように顔を書き、メイクを施せるのです。もう一度、ひとつ前の写真に戻って確認してみましょう。そう、あの無数に見える小さな丸は、すべて女性の顔が描かれているのです。近くで見ると壮観で、何とも控えめに描いているものもいれば、盛りに盛って描いてあるものもあり、美の神さまへの願掛けもさまざまです。方丈の庵と無数の女性たちの顔の組み合わせは、実にシュール。こんな何気ない小さな神社にもハっとさせられる歴史や由緒があるなんて、やはり侮れません。足早の第一日めの参拝でしたが、さっそく先制パンチを喰らって京都の奥深さを知るのでした。

さて、参拝を終えた私たちは本日の最後の目的地を急いで目指し、夜の京都を闊歩するのです。(つづく)

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