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MISSON: IMPOSSIBLE - ROGUE NATION(邦題:『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』)



気付いたら5作目、もはやトムのライフワークとなりつつある、『ミッション:インポッシブル』の最新作を観てきました。
公式HPは → → → コチラ


もはや、Tom Cruiseのプロモーションビデオではない

現在テレビドラマで『花咲舞が黙っていない』のシーズン2が放映されているが、たまに最後の15分を観ていると、悪役社員を懲らしめる花咲舞の姿は確かに痛快である。観ていてスカっとするというのも納得できる。ここで重要なのは (1) 私たちは意外と"スカっと"したがっている、(2) スカっとするためには、振り切らなくてはならない、ということだ。退治される悪役たちは温情の余地がない嫌な奴ではならず、花咲舞たちは一度八方塞がりの状況に陥らないといけないが必ず突破口が用意されてもいなければならず、最後には花咲舞が身も蓋もない正論で堂々と説教しなければならない。1つでも恥ずかしがって中途半端にしてしまうと、途端にスカっとしなくなる。

本作も、つまり同じことだ。このシリーズでは、イーサンはどんな絶体絶命の危機やピンチに陥っても不死身であるし、悪に負けることもない。その絶体絶命のピンチをほぼすべてトム自身が振り切って演じている。今回の目玉アクションの1つであるバイクチェースで強い向かい風にトムの顔が引きつってややブサイクになるものだから「もういい、もういいから」と言いたくなるけれど、それと同時にスカっとした気持ちが劇中どんどん昇華していくのだ。日常生活の、どう表現したらいいか自分でも分からない色々な感情を引き連れて。そして、透明な立方体を全員が囲むシーン(上掲画像)に辿り着いたときの痛快さと言ったら!ここまで心地よくスカッとさせてくれる映画は珍しいと思う。そして、誰とでも安心して観に行ける内容というのも秀作たる所以である。

第1作目からすべてリアルタイムで劇場鑑賞してきたが、今作が掛け値なしに一番面白かった。今回はスパイの悲哀のようなものを盛り込んでおり、物語(脚本)も練られているし、設定にもリアリティがある。シリーズ当初の方はトム・クルーズのプロモーションビデオにしか見えなかったが、5作を重ね素晴らしい娯楽大作になった。ちなみに、副題のrogue nationとは「ならず者の国家」といったところ。8月の最後の週末に観る一本として非常にお勧めする。

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