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Doctor Strange(邦題:『ドクター・ストレンジ』)



MARVEL系ヒーロー映画の新作、『ドクター・ストレンジ』を観てきました。
公式HPは → → → コチラ


カンバーバッチが主演でよかった

また、MARVEL系の新ヒーローである。次々とコミックスを実写化し、遂には全員集合的なアヴェンジャーズ・シリーズまで作り始めてしまったら終焉に近い気はしている。とは云え、ベネディクト・カンバーバッチが主演するとなれば観るしかなかろうとも思う。ちなみに、映画のタイトルは「魔術を使う医師=奇妙な医師=Dr. Strange」ということではなく、主人公の名字がStrange(つまり、日本なら「奇妙さんという医師」)であるためだ。

今回の主人公はスティーヴン・ストレンジ、腕は天下一品だが高慢極まりない天才外科医である。この人が慢心ゆえに自動車事故を起こして九死に一生を得るが、手先の後遺症が残り外科医として再起不能となり、藁をも掴む気持ちでネパールのカーマ・タージという寺院を訪れたら、魔術を教わることになりヒーローとして目覚めていく(MARVEL作品は、いつだって数行あれば話をまとめられる)。

これまでのMARVEL系ヒーロ映画と同じ点は:
・第1作目なので、ヒーロー誕生までのイントロダクション
・基本的に、物語の設定も内容も荒唐無稽
・ほぼ派手なアクションとCGだけで構成されている

これまでのMARVEL系ヒーロ映画と違う点は:
・劇中でも語られるが、アベンジャーズのような肉体派ではなく、空中に印のようなものを描いて攻撃・防御する魔術系ヒーロー
・そのため、物語の内容もフィジカルというよりスピリチャル寄り(見えないものを見よ的なノリ)
・後天的に、しかもかなり努力してヒーローとしての特殊能力を身に付ける(このプロセスに結構時間を割いている)

まぁ、実に荒唐無稽な話である。ドラマとしては「シンプル」というより「スカスカ」で、そうなるとどれだけ映像を凝りに凝ってもあまり印象には残らない。むしろ、ガチャガチャと忙しなく動くスクリーンを観ているだけで相当体力を奪われる。この一見凝りまくっているようで実は内容がスカスカという感触には記憶がある、しかし監督の名前(スコット・デリクソン)は聞いたことがないなぁと思って調べてみたら、私のなかで限りなくthe worst movie everの1つであるThe Day the Earth Stood Still(2008年公開、邦題:地球が静止する日)の監督であった(そして本作がメジャ作品としては2作目)。ちょいちょいジョークを挟み込んでくる脚本(トレーラーにも出てくるが、Wi-Fiパスワードのくだりや、書庫管理人ワンとのビヨンセ・トークなど)についても、空回り気味になっているのが寂しい。そういうわけで、本作は美麗で迫力ある映像を楽しむ映画であって、内容に期待してはいけない。そもそも物語といえるほどの内容はないという方が正しいし、そんなものに端から期待しないというのがMARVEL映画ファンの正しい姿勢でもあると思う。

ベネディクト・カンバーバッチの演技については言うに及ばないが、この人が主役でなければどれほど寒々しく痛い映画になっていただろうと、想像するだけで背筋が凍る。また、この人が主演を続投するというだけで私はBlu-rayを買うだろうし(無論、通常版ではなくスペシャル・エディションを)、第2作目も観に行くだろう(おそらく、一人で)と思う。

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