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Old-Town Tokyo #2

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α7RII + 28-75mm F/2.8 Di III RXD


三ノ輪の理由

三ノ輪は台東区にあり、南千住や根岸と接しています。特に何があるわけでもない、典型的な東京の下町です。
都電荒川線の始発駅であるので(ちなみに、三ノ輪と早稲田を結ぶ線です)、旅番組などでたまに取り上げられますが
地元民以外はあまり降り立つことのない土地でしょう。では、なぜ三ノ輪に来たのかと言うと...


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α7RII + 28-75mm F/2.8 Di III RXD


三ノ輪の商店街にできた中井精也氏のギャラリー&ショップ、「ゆる鉄画廊」を訪れるためでした。
特に鉄ちゃん(どの方面においても)ではないし、鉄道写真が好きなわけでも、自分で好んで撮るわけでもないですが
寄らせていただいているブログオーナー諸兄で鉄道写真をたしなむ方もいるので、自然と興味を持たざるを得なかったわけです。

それ以前に、私は中井精也という写真家に対し単純に好感を持っていました。そして、ギャラリー開設の趣旨にも大いに共感したのです。
プロの写真家として、究極的には自分の作品を買ってもらうことだけで生計を立てたい
でも、"プロの作品"だからと格好つけて高価な値付けをしていても買ってもらえないのではしょうがない
そんな自分の率直な夢と失敗を赤裸々に語った上で、ほとんどの作品が1万円というこのショップを開いたというのです。

確かに手軽かつ無限に作品を複製できるデジタルの恩恵があるからこそ成立している商売であることは否定できませんが
プロとして活動している写真家の作品を1万円で気軽に買える(しかも、きちんと額装までしてくれている)ということは
応援すべき画期的な試みではないかと思うのです。しかも、場所が三ノ輪のさびれた商店街ときてる!
そういうわけで、私は中井氏が持っておられる写真を買いました。
8割くらいまで完成した東京スカイツリーが背景の荒川電鉄の写真で、レジに持って行ったときに「これは渋いのを選びましたね」と言われました。
いまはもう決して再現できない風景が切り取られている - これは、写真の有する最も大きな価値であり、アイデンティティのひとつだと思います。

この日はたまたまご本人が在廊されており、額の裏にはサインを入れてくれ(ご本人から提案)
頼めばこのように満面の笑みで写真に写ってくださるし、もちろん記念写真を快諾してくれます(おそらく、買う買わないに関わらず)。
店内は(敷地の半分はミニ写真展をしていましたが、それも)自由に撮影可能。
中井氏にお会いするのは2度目でしたが、柔和な人柄の下にある"率直であること"と"自由であること"の剛さを感じました。
本当に剛い人でないと、こういうことは実現できないと思うのです。

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