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Harry Potter and the Deathly Hallows PART1(邦題:ハリーポッターと死の秘宝 PART1)



ハリポタも残すところあと2作、『ハリーポッターと死の秘宝 PART1』を観て来ました。
公式HPは → → → コチラ

観たいものがないときは観ないので、映画鑑賞は実に3ヶ月ぶり!


もはや、お子さま向けのファンタジー映画の欠片もない

第一作目を観たとき、クリス・コロンバス監督が撮ったと知ってある程度予測していたものの、「何じゃこのお子ちゃま映画は!」と驚愕した。それが2000年の事。そして、その11年後、当初は半信半疑だった、この長大なシリーズが完結に向かって動き出したわけだ。いま改めて振り返り思うのは、このシリーズは相当画期的ではないかということ。とりわけ、キャスティングの英断が今になってジワリと凄みを増している。主役3人を含め、(おそらく)ほぼすべてのキャストを第一作目から一切変えず使い続ける、云わば歴史の重みは、日本で云うなら『北の国から』に通じるものがある。とりわけ、今作で三人は初めて大人たちの庇護を離れ、自分たちの足で、杖で、闘うのだが、そういう"変化"の重みは欠伸が出そうな(失礼)学園ドラマの積み重ねがあったからこそ、強く共感を呼ぶと思う。

本作について端的に言うなら、「ロードムービー」だ。打倒すべき悪の帝王ヴォルデモートは、自分の魂の切れ端を分霊箱と呼ばれるものに封じており、その分霊箱をすべて破壊しない限り真に倒すことはできないということが前作で解ったのだが、今作は第3の分霊箱を探し出し破壊することに大半が費やされる。実に2時間半近く(146分)の長尺。確かにもう少し詰められるとは思うけれど、それでも最後まであまり集中力が途切れず観られるのではないだろうか。それは、これまでの伏線に対する答えや、どこへ行くべきか何をすべきかなどのヒントが要所要所で明かされるためで、ダレそうでダレない細やかな配慮である。そういう意味では、よく出来たRPGのようであるとも言えるかもしれない。

告白すると、思っていた以上に物語に感情移入できたし、エンタテーメントとしても愉しめた。もはや子供向け要素は一切なく、本気のダークファンタジーになっている。極めて実用的に実際的な手段として魔法が使われているのも、妙にリアリティがあって素晴らしい。前作『謎のプリンス』を復習しておけば、今作から観始めるというのでも基本的に問題はないと思う。英国人の書いたファンタジーを、オール英国人キャストを使って、英国人監督が撮る ー 純英国産の粋が、長い期間を経て花開いたという気がする。ようやく今作を以て、ハリポタ映画を観て損はしないと断言しておこう。

| 映画レビュー | 21:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

> jeeyxxさん

お久しぶりです!ご無沙汰しておりました。
jeeyxxにいさんがどのような映画が好みか把握しているわけではないので
アレなのですが、意外に好みで楽しめるのではないかと思います。

これまでの謎解きも多く登場するので、うろ覚えで???となることもあったので
とりあえず一つ前の作品を復習しておくことをお勧め致します。
今年の冬は、ノルウェイの森とトロンは必須かなと。ヤマトも行きますけれど。

| pltr0 | 2010/12/12 21:49 | URL | ≫ EDIT

ちょこっとお久しぶりです!
さてハリポタ!僕はノー原作派なので
この作品は必然的に見に行かないといけないのですが
pltr0さんをもってそこまで言わしめる作品となると
ちょっと気合入れて見に行ってこようかなと言う感じです。

| jeeyxx | 2010/12/08 00:01 | URL | ≫ EDIT















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