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WHITE MORIOKA 2010: where the fairy tale was born

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K-7 + FA31mm F1.8Ltd


注文の多い料理店の生まれた場所

ようやく盛岡小旅行記を開始します。まずは、木材町にある光原社のご紹介。


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現在、光原社は民藝品を扱う店ですが、元々は宮沢賢治の『注文の多い料理店』を出した出版社です。ガイドブックに必ず載っているので、盛岡観光で訪れておきたい場所のひとつと言えるのでしょう。店のある通りが"イーハートーブアベニュー"という名前なので、どんなにドリーミングな通りかと胸をときめかして行きましたが控えめに言って「普通の商店街」で、その通りの中央辺りに、白く清潔な建物が建っています。上の写真は、敷地内にひっそりとあった、出版を記念する碑。

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木材町の光原社は通りを挟んで2館あり、大きな方が実際に出版社だった所のようです。店舗内に入ると、実際に時間が流れないと醸し出せない重厚さを感じます。こういう建物で民藝品を売るという、揺るぎな説得力に納得せざるを得ません。漆器や焼物、大きなテーブルから衣類まで、ここの人たちの眼鏡に適ったさまざまなものが売られていました。

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奥には中庭があり、そこにコテージのような喫茶店"可否館"があります。店内の雰囲気は、一言で表せば"cozy"。暖かくて親密さがあり居心地が良い、と日本語にすると、ややこしささえ感じてしまいますが、そういう空間。おそらく近所に住んでいると思われる中年女性が朝のお茶をしにフラリと寄り、静かに仕事をする女性店員に開発ばかり進めたがる市政の問題を嘆いたり、久しぶりに降った大雪にまつわる雑感を話したりしていました。雑誌にも載る観光地であるけれど、そこに住む人々にも使われ、その日常に溶け込んでいる。

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奥さんは深煎珈琲、私はミルクティ、そして名物のくるみクッキーを1つずつ注文しました。ちなみに、饗されるのは、このプレートに刻まれた品のみ。もう長い間、足されもしなければ引かれもしていないのでしょう。注文を受けると、女性の店員が、時間をかけて丁寧にコーヒーとミルクティを作ってくれました。まるで自分のために自分で淹れるように。長めに抽出した力強い茶葉の味と、きちんと温めてから入れたミルク(こういうのは飲めばすぐに判る)は、冬の味です。

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くるみクッキーと注文の多い料理店をモチーフにした絵葉書をお土産に買い、光原社の見学は終了。この後、イーハトーブアベニューにあるモニュメントを撮影しようと思えど、どれも雪に埋もれていました。その"埋もれっぷりを写した写真"は、機会があれば。

さて、次は石川啄木が新婚生活を送った家に向かいます。つづく

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